こんにちは。
座間市さがみ野のみんなの整骨院院長の皆川です。
坐骨神経痛にお悩みの方の中には
「夜寝ていると足がつっぱってしまう」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
せっかく眠ろうとしても足が気になって眠れない・・・
そんな日が続くと、疲れも取れず、気持ちも落ち込みやすくなってしまいますよね。
このような症状があると病院に行かれる方もいらっしゃると思います。
もちろん整形外科でみてもらうことも大切です。
ただ、中にはレントゲンやMRI、血管の検査をしても「異常なし」とのケースも。
その後、マッサージや軽い運動を試しても、なかなか改善しない・・・
「どうすれば良くなるの?」と悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、もし足を気にせず寝れたら・・・
夜もぐっすり寝れて、日中も気持ちもぐっと明るくなりますよね。
今回は
「左足のつっぱりで夜眠れなかった80代」の改善事例をご紹介させていただきます。
同じお悩みを抱えている方の参考になりましたら幸いです。
坐骨神経痛の経緯
80代 男性 Aさん
Aさんは約1年前から寝ていると左足がつっぱる症状に悩まされていました。
つっぱる感覚は特に
お尻、太もも、ふくらはぎの外側に強く出るとのことでした。
整形外科でレントゲン、MRIの検査を受けたものの異常は見つからず、さらに血管の検査をしても問題がなかったそうです。
その後は、マッサージに通われ、施術直後は楽になるものの、寝ていると、また左足がつっぱってくる状態が続いていました。
「歩けば良くなるかも」と思い、毎日5000歩ほど歩くようにしても、症状はなかなか改善せず、当院にご相談にいらっしゃいました。
坐骨神経痛とは
坐骨神経とは腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、すね、足の指まで伸びている長い神経です。
この坐骨神経が引っ張られたり、圧迫されたりと何らかの刺激を受けることで腰から足の痛みやしびれ、つっぱるなどの症状が出るものを坐骨神経痛と言います。
症状は坐骨神経の通っているところに出てきます。
坐骨神経痛の原因
今回のAさんはレントゲンやMRIなどの検査では「異常なし」とのことでした。
実はこのように、検査では異常が見つからないのに坐骨神経痛の症状がある方には、ある共通点があります。
それは「体のゆがみ」です。
体のゆがみとは、骨盤や背骨だけではなく、肩の高さの左右差、顔の向き、手足の向き、体重のかかり方など様々な要素があります。
健康な体では、ほぼ左右が対称に近い状態です。
しかし、長年の生活習慣や癖で少しずつバランスが崩れてしまうのです。
今回のAさんにも体のゆがみが見られました。
体にゆがみがあると、左右のバランスが崩れて特定の筋肉や関節に負担が偏ってしまうようになります。
本来であれば、全身の筋肉や関節が連動して動くことで、体にかかる負担はうまく分散されます。
しかし、ゆがみがあることで、決まった部分に負担が集中し、それが神経への刺激や血流の悪化に繋がるのです。
さらに、体のゆがみは神経や血管の通り悪くする要因にもなってしまいます。
ここで水を撒くホースをイメージしてみて下さい。
このホースは神経や血液の流れを担い、全身に酸素や栄養、そして動きや感覚に関する信号を伝えています。
ホースが真っ直ぐであれば流れはスムーズですが、体がゆがむとホースがねじれたり、折れたりしてしまいます。
すると流れが悪くなり、
・神経の働きが低下して「しびれ」や「痛み」が出る
・血流が滞って酸素や栄養が十分に届かなくなる
といった状態になってしまうのです。
体のゆがみが整うとどうなるのか?
体のゆがみを整えることで、筋肉や関節の負担がバランスよく分散されるようになります。
特定の場所にかかっていた無理なストレスが軽減され、体がスムーズに連動して動けるように。
さらに、圧迫されていた神経や血管の通り道が解放されることで
・神経の伝達が正常に戻る
・血液の流れが良くなり、酸素や栄養がしっかり届くようになる
といった変化に繋がります。
これにより、「痛み」や「しびれ」「つっぱり感」といった不快な症状も徐々に軽減し、本来の自然な体の働きが取り戻されていくのです。
このように検査では異常が見つからなかった坐骨神経痛でも、体のゆがみに注目することで改善の糸口が見えてくるケースがあります。
施術の経過
坐骨神経痛を改善していくには、体のゆがみが整っている状態をキープしていくことが重要です。
ゆがみの少ない状態を維持できると、血管や神経の通りがスムーズになり、回復しやすい環境が整っていきます。
そこで、当院ではAさんの体の状態に合わせて計画的に体のゆがみを整える施術を実施。
初回から体のゆがみに変化が出ていることを実感していただけました。
そして施術を続けることで、徐々に改善していき、5回目には「寝ていてもほとんど気にならない」と嬉しいご報告をいただくほどに回復されました。
その後も良い状態を維持するために月一回のメンテナンスを継続中。
坐骨神経痛の負担の少ない寝方
寝ている時に感じる坐骨神経痛は寝方によって負担を軽減することができます。
仰向けと横向きでの寝方を紹介させていただきます。
ぜひ参考にしてみてください。
仰向け
仰向けでは両膝を立てることで坐骨神経痛が出にくくなります。
膝の下にクッションなどを入れて仰向けで寝るようにしてみて下さい。
背中が丸くなっている方は背中が高くなるようにすることで坐骨神経痛の症状が出にくくなります。
枕にバスタオルを敷き背中から高くなるようにすることで背中の丸まった分を補い負担の少ない寝方ができます。
バスタオルを入れて背中の高さを調節してみてください。
横向き
坐骨神経痛の症状がある方を上にして寝ます。
体を少し丸めて、膝も軽く曲げます。
そこから、膝の間にクッションを入れるようにしてみて下さい。
膝が内側に入ってしまうと坐骨神経痛を感じやすくなることがあります。
膝の間にクッションを入れると膝が内側に入りにくくなり、坐骨神経痛があっても負担の少ない寝方になります。
まとめ
今回は「坐骨神経痛でレントゲンやMRIでは異常なし、でも寝ていると左足がつっぱる」とお悩みの80代男性の改善事例を紹介させていただきました。
検査では異常が見つからず、自分でも歩いたり、ケアを頑張っているのに症状が良くならない・・・
そのような状態が続くと
「このまま、この痛みとつきあっていくしかないのか」と不安に感じる方もいらっしゃるかと思います。
でも、丁寧に体の状態を確認し、原因を見つけ、適切に対処をしていくことで改善していく可能性は十分にあります。
今回の内容が同じようなお悩みをお持ちの方にとって
少しでも「ぐっすり眠る」ヒントになれば幸いです。
坐骨神経痛は体のゆがみが原因になっていることが少なくありません。
なかなか改善しない場合は、ゆがみが根本にあるかもしれません。
坐骨神経痛でお悩みでしたら座間市さがみ野のみんなの整骨院へご相談ください。
《免責事項》
この記事は個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません。

皆川 康広(みながわ やすひろ)

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