こんにちは。

座間市さがみ野のみんなの整骨院院長の皆川です。

変形性膝関節症になってしまい膝の痛みでお悩みの方もいらっしゃると思います。

 

・歩く時に痛みがあり、外出するのが臆病になる

・坂を下る時に膝が痛くなる

・ちょっとした段差でも痛みが出るので歩くのが怖い

 

このようなお悩みがあると膝のことを考えて、友人との予定、買い物など外出を控えてしまいますよね。

 

膝の痛みをよくしようと、整形外科に行かれることもあるでしょう。

整形外科に行かれることも大切です。

しかし、痛み止めを出してもらえるが、痛み止めに頼りたくないと考えている方もいらっしゃると思います。

「今まで、持病があり、お薬を飲み続けていた」「持病のお薬で副作用があり、できれば飲みたくない」

これまでの経験から、なるべく痛み止めに頼りたくない、このまま痛み止めを続けることに不安を感じてしまうこともあるかもしれません。

できるだけ痛み止めに頼ることなく、膝の痛みを良くしたいですよね。

 

今回は６０代女性の方から変形性膝関節症で膝の痛みがある方から痛み止めに頼らずによくしたいと、ご相談を受けました。

 

そこで変形性膝関節症でお悩みの方のお役に立てたらと思い、痛み止めに頼らずによくする、膝の痛みを解消するストレッチを紹介させていただきます。

 

変形性膝関節症とは

膝の負担が蓄積され、関節軟骨がすり減り起こる膝関節のトラブルです。

変形性膝関節症が進んでしまうと多くの場合でO脚と言われる両膝がくっつかずに外側に開くようになってしまいます。

４５才以降の年齢で増えて、男性よりも女性の方が多いのも特徴です。

はじめは、椅子から立ちあがる時、歩き出す時など、動きはじめの痛みを訴える方が多いです。

だんだんと悪化してしまうと、階段の上り下りが辛い、正座やしゃがめないなどと感じるようになるケースがあります。

 

なぜ変形性膝関節症になってしまうのか？

 

実は変形性膝関節症になる方の多くは膝が動き過ぎてしまっているのです。

 

膝の動きは、しゃがんだり、立ったりするように曲げたり、伸ばしたりする動きを担っています。

変形膝関節症が進むとO脚と呼ばれる両膝がくっつかずに、外側に離れていく状態になってしまいます。

これは、膝が動き過ぎてしまいO脚になってしまうのです。

本来は曲げ伸ばしの動きだけをするようにできていますが、動かないはずの横の動きをしてしまうので、膝に負担がかかり変形性膝関節症でO脚になってしまうわけです。

なぜ膝が動き過ぎてしまうかと言いますと、ほとんどの場合で膝の隣にある股関節や足首の動きが硬くなっているからです。

歩く際や階段の上り下りなど、膝を動かす時は膝だけでなく、股関節や足首も協力しながら連動して動いています。

その際に股関節や足首が硬くなっていると、その分のしわ寄せが膝に来てしまうのです。

そのような状態で過ごすことで、どんどん膝にかかる負担が蓄積されてしまいます。

変形性膝関節症は、このように膝が頑張りすぎて起きてしまうわけです。

ですので、変形性膝関節症には股関節や足首の柔軟性を改善することがカギになってきます。

 

変形性膝関節症の解消ストレッチ

 

変形性膝関節症を良くしていくための股関節や足首の柔軟性を改善するストレッチを紹介させていただきます。

 

膝倒し

①　仰向けで両膝を立てます。

②　膝を揃えて、ゆっくり、リラックスして左右に膝を倒します

③　左右に動かし５往復しましょう。

 

股関節の前側のストレッチ

①　イスの端に座り、片方の足を後ろに引けるように座ります。

②　片方の足を後ろに大きく引きます。

③　体重を前に掛けます。

④　腰が反らないようにして、おへそから前に行くように体重をかけます。

⑤　後ろの足の股関節の前側が伸びます。

⑥　気持ちよく伸びるところで３０秒間キープします。

⑦　反対側も行いましょう。

 

ももの裏側のストレッチ

①　イスに浅く腰掛けます。

②　体を前に倒します。

③　背中が丸まらないように、股関節から体を倒します。

④　ももの裏側が伸びます。

⑤　気持ちよく伸びるところで３０秒間キープします。

⑥　反対側も行いましょう。

 

ふくらはぎのストレッチ

①　つま先を上げて壁につけます

②　指先だけでなく、足の甲から上げます。

③　壁に手を付き、膝を伸ばし、体重を前に掛けます。

④　おへそから身体全体を前に体重を掛けるようにします。

⑤　ふくらはぎの筋肉が伸びます。

⑥　気持ちよく伸びるところで３０秒間キープします。

⑦　反対側も行いましょう。

 

まとめ

 

今回は変形性膝関節症で痛み止めに頼りたくないとお悩みの方へ、膝の痛みを解消するストレッチを紹介させていただきました。

膝の痛みがあると外に出ることも怖さを感じることがあるかもしれませんが、膝の周りの股関節や足首が動きやすくなると膝の負担の軽減に繋がります。

ストレッチをしていただいて、痛み止めに頼ることなく、楽に生活を送るお役に立てましたら嬉しく思います。

ぜひご活用ください。

もしストレッチをしても膝の痛みでお悩みの場合は他に原因が隠れているかもしれません。

膝の痛みは様々な要因が重なっていることがあります。

なかなか改善しないとお悩みでしたら座間市さがみ野のみんなの整骨院へご相談ください。

※効果には個人差があります